

一般教養 (Liberal Arts) の使い道 2021年3月27日
今日の勉強会のテーマは「学校のあり方」でしたが、自分自身の学習についての議論になりいろいろ気づきを得ることができました。 学習には二種類あります。一つ目は、主に仕事で必要な知識であり職業のプロとして成果をあげるためには、好き嫌いに関わらず日々学び続けなければならないもの。変化が早く激しい今の時代では、積極的に入手するために各方面にアンテナを高くして偏りなく、情報を入手して使える知識としてアップデートしておかなければなりません。こちらの方は誰でもやっている、あるいは会社からやらせれているのではないかと思います。もう一つの方は、仕事に直接は役に立たないが、自分が好きで関心があるので続けている学習です。趣味といえるものかも知れませんが、それなりの時間をかけて真剣に取り組んでいることです。特に目的を聞かれても、なんとなく楽しいからやっているというたぐいのものですが、これも極めると仕事に考え方を応用したり、人生を豊かにしたり、人としての幅を広げたり、あるいは転機を掴むきっかけになったり、自分自身をイノベーションさせる源になることもある。これが一般教養ではな


ドラッカーマネジメント勉強会(ZOOM)「経営の真髄」第14章 学校のあり方 3月27日(土)16:00より開催します
第14章 学校のあり方 では、「自分が学ぶ」ということと職場などで「教える」という両方の視点で考えてみたいと思います。 ポスト資本主義社会の時代、知識社会に移行中の今の時代の教育という点について、「高度な基礎教育」「継続学習能力」「継続学習の意欲」「強み中心の教育」というキーワードをもとに掘り下げて議論したいと思います。 資本主義の時代では、安くたくさん生産するという生産性を上げることが一番の成果であり、そこで働く人が作業を効率よくできるように教育することに重点が置かれ、戦後の日本の教育も一定の成果があったと言えます。バブル崩壊後、規模より質を求める時代であるポスト資本主義に向かい始めると、効率性はAIや機械が行うようになり、人は知識を使ってイノベーションを起こす役割が求められると、より高度な知識を獲得することが必要になります。そこで必要となる知識としては、より専門性を高めるということと、善悪を見極める価値観を磨くことが必要になります。 ポスト資本主義である知識社会では、異なる専門分野で高い知識をもった人々が交わることでさらに新たな知識を生み出し